目次
1,シリコンバッグによる豊胸概要
2,シリコンバッグとは
3,シリコンバッグの素材
4,施術の流れ
5,シリコンバッグのメリット・デメリット
6,FAQ
7,まとめ
1,シリコンバッグによる豊胸手術概要
「胸が小さいのがずっとコンプレックス」「水着や下着を思い切り楽しめない」「洋服が似合わない」「女性としての自信が持てない」―。
こうした悩みを抱えている女性は少なくありません。バストのサイズや形は、見た目の印象や自己肯定感に大きな影響を与える要素の一つです。
そうした悩みに対して、高い満足度と確実な効果が期待できるのが「シリコンバッグ豊胸術」。美容医療の進歩により、現在ではより自然な仕上がりと安全性を両立できる施術として多くの方に選ばれています。
シリコンバッグ豊胸を成功させるポイントは以下の通りです
・正しい層に挿入する
・自分の体格に合ったサイズを選ぶ
・信頼性のあるインプラントを使用する
・高い技術を持つ医師による施術を受けること
自然な仕上がりのためにも、医師・クリニック選びが非常に重要です。
2,シリコンバッグ豊胸とは?
そもそもシリコンバッグ豊胸とは何か?シリコンバッグ豊胸とは、胸部に医療用のシリコン製インプラント(バッグ)を挿入し、バストのサイズアップを図る美容外科的施術です。
自身の脂肪ではなく、形状が一定のシリコンバッグを使用するため、「確実なサイズアップ」と「理想のバストラインの再現」が可能です。
バッグは体の内側に挿入するため、外からの見た目や触り心地にもこだわって設計されており、近年ではより自然な柔らかさを持つタイプも多く登場しています。
3,シリコンバッグの素材
近年使用されているシリコンバッグで支持されているのはモティバ(Motiva Ergonomix®)とSebbin(セビン)が主流です。モティバは次世代型のシリコンインプラントであり、従来の豊胸バッグよりも自然な見た目と触り心地、安全性の高さが特徴です。
Sebbin(セビン)は、フランスのSebbin社が開発したシリコンバッグです。モティバより歴史が長く、欧州での実績が豊富。表面が「マイクロテクスチャー」と呼ばれるややザラついた加工になっており、皮膚へのなじみが良く、高耐久性かつシンプルな構造が魅力です。
モティバの特徴
・エルゴノミクス構造
体の動きに合わせて形状が変化。横になれば自然に広がり、立てば丸く上向きに。まるで本物の胸のような自然さです。
・TrueMonobloc®構造
バッグ全体の一体化構造により、挿入時の柔軟性が高く、施術がスムーズ。
・ブルーシール技術
万が一バッグが破れても、内容物の漏れを最小限に抑える設計。
・Silksurface™ マイクロテクスチャー表面
滑らかな表面でありながら、被膜拘縮リスクを軽減。体へのなじみが良い。
・高い破損耐久性
弾力性のあるコヒーシブジェルで衝撃にも強く、経年劣化にも耐える。
・FDA・CE承認レベルの安全性
アメリカや欧州など、厳しい安全基準をクリアしており、世界80ヵ国以上で採用。
Sebbin(セビン)の特徴
・Laboratoires Sebbin(フランス)は製造元がフランスで欧州で人気
・シンプル構造で扱いやすい
・長年の実績あり
・耐久性や歴史を重視する医師に選ばれる傾向にある。
シリコンバッグ挿入の位置
バッグの挿入位置(どこに入れるか)
乳腺下:乳腺と大胸筋の間にバッグを挿入。術後の痛みが少ない。
4,施術の流れ
- 初回カウンセリング
医師との丁寧なカウンセリングで、希望のバストサイズや形状、ライフスタイルをヒアリング。シリコンバッグの種類や挿入位置などを一緒に決めます。
- 麻酔
医師が安全に手術を受けられる状態かを確認。施術は基本的静脈麻酔で行います。
- 手術当日
麻酔後、希望の切開部位からシリコンバッグを挿入し、丁寧に左右のバランスを整えます。手術時間は約1.5〜2時間程度。
- 術後回復とアフターケア
術後は数時間の休息の後当日に帰宅。定期的な経過観察と、必要に応じた圧迫固定やマッサージ指導を行います。
5,メリットとデメリット
メリット
確実なサイズアップが可能
1〜2カップ、またはそれ以上のボリュームアップが明確に実現。
仕上がりの予測がしやすい
形・大きさが事前にわかるため、シミュレーション通りの仕上がりに。
半永久的な効果
一度の手術で長期的にバストの形状・サイズを維持できます。
痩せ型の方でも施術可能
脂肪注入が難しい体型の方でも選択できる。
デメリット・リスク
カプセル拘縮
体がバッグを異物と認識し、周囲に硬い膜(カプセル)が形成されることで、バストが硬く感じられる状態です。術後の経過や体質によって起こる可能性がありますが、モティバ等、拘縮リスクを抑える設計がされているバッグを選ぶことでリスクを抑えられます。
傷跡の可能性
腋下や乳房下部を切開します。わずかながら傷が残ることがあります(徐々に目立たなくなる)。
異物感や左右差
術後に違和感を覚えることがあるが、通常は時間と共に慣れます。
破損・バッグの経年劣化
バッグは10〜15年で交換が推奨される場合があります。異常があれば再手術が必要です。
6,よくある質問(FAQ)
Q1. 術後の痛みはどの程度ですか?
- 痛みの感じ方には個人差がありますが、一般的には数日〜1週間ほど筋肉痛のような鈍い痛みがあります。痛み止めの処方がありますので、ご安心ください。
Q2. どのくらいで日常生活に戻れますか?
- デスクワーク程度であれば術後3〜5日で可能です。激しい運動や胸部への圧迫は2〜4週間程度控えていただきます。
Q3. 豊胸したことは周囲にバレますか?
- 自然なサイズや形状を選べばバレにくくなります。下着を外した状態を見せる場面以外で気づかれることは稀です。
Q4. 将来的に出産・授乳は可能ですか?
- はい、基本的に可能です。大胸筋下や乳腺を避けて挿入することで、授乳機能に影響を与えません。ただし、妊娠・出産によってバストが変化することはあります。
Q5. MRI検査や健康診断に影響はありますか?
- 医療機関にインプラントが入っていることを申告すれば問題ありません。MRIも基本的に撮影可能ですが、一部制限がある場合もあります。
Q6. 豊胸バッグが破れることはありますか?
- 現在使用されているコヒーシブジェルタイプは非常に丈夫で、通常の生活では破損することはほとんどありません。ただし経年劣化などによって稀に破損が起きる場合があります。
7,まとめ ― 安心して自分らしいバストへ
シリコンバッグによる豊胸術は、「バストに自信を持ちたい」「今よりもっと自分を好きになりたい」と考える女性にとって、心強い選択肢の一つです。
確実なサイズアップ、理想的な形状、美しいバストラインを実現できる一方で、手術には
リスクも伴うため、信頼できるクリニックでの丁寧なカウンセリングと術後のフォローが重要です。
大切なのは、単にバストサイズを変えることではなく、「自分の理想に近づき、心から満足できる変化」を得ること。
ぜひ、あなたらしい美しさを実現するために、一歩踏み出してみてください。
監修:アモーレクリニック統括院長Dr.鈴木
略歴
昭和53年5月18日生まれ
2007年岐阜大学医学部卒業
横浜南共済病院
いちだクリニック(福岡大学形成外科医局)
福岡大学形成外科
名古屋中央クリニック開業
高須クリニック非常勤医師
アモーレクリニック開業
学会
日本形成外科学会 正会員
日本美容外科学会(JSAPS)
日本美容外科学会(JSAS)
抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
https://amore-clinic.jp/about-us/doctor-adviser/dr-suzuki/